東京銀座の巷房2で高橋芳文展「HIGASHI-TA」が開かれている(7月5日まで)。高橋芳文は1950年東京出身、1975年に東京藝大美術学部絵画科油画選考を卒業している。群馬県の煥乎堂やギャラリーなつか、ギャラリー21+葉、巷房などで個展を繰り返し、2016年には渋川市美術館・桑原巨森彫刻美術館で個展を開いている。





今回大きな作品はF80号を2枚並べている。小さな点が描かれているように見えるが、これは稲籾で、キャンバスに貼りつけられている。籾は1粒から数粒まで様々だが、最初接着剤を等間隔で塗り、そこに籾を落としていく。つまり籾の数は偶然に任されている。ミニマルでありながら、稲籾という穀物を使い、偶然性を取り入れている。それが冷たい印象のミニマルにどこか人間的な温かみを感じさせる。
高橋は中西夏之と交流があったらしい。何か遠いところで中西夏之とも響き合っている印象を受ける。
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高橋芳文展「HIGASHI-TA」
2025年6月30日(月)-7月5日(土)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
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巷房2
電話03-3567-8727