ANOMALYの高橋大輔展を見る

 東京天王洲アイルのANOMALYで高橋大輔展「Open Map」が開かれている(5月17日まで)。高橋大輔は1980年埼玉県生まれ。2005年に東京造形大学絵画専攻を卒業している。主な個展は、switch point、HARMASギャラリー、ウラノ等。2015年には東京オペラシティアートギャラリーの「絵画の在りか」にも参加し、また同じ年に川越市立美術館の「ペインティングの現在」にも4人の作家の一人として参加している。2016年には埼玉県立近代美術館の「ニュー・ヴィジョン・サイタマ」にも参加していた。最近はANOMALYを中心に個展を開いている。

 ギャラリーのホームページから、

本シリーズ制作にあたり高橋は、感覚的に色彩を選択することで失われてしまっている可能性に着目し、印象派の画家たちに倣って「赤、青、黄」の三原色と、そのうち二色を混ぜることで生まれる第一混合色を使用するといった規則を設けて制作に臨みました。そうすることで、各色が本来持つ特徴を最小の介入で最大限に活かし、科学的かつ合理的な色の選択が可能になりました。

また、マスキングテープを多用し真っ直ぐな線を素早く引くといった合理性を、描く行為にも求めました。同時に、一度描いた線を積極的に採用し、上描きはせず、そのまま画面に生かすといった、能動的な態度とは一定の距離を保つ姿勢を徹底しました。作家の内にあるイメージへ向かうのではなく、目の前のキャンバスに広がる現実に抗わず、必要な施しをすることに徹したのです。

 



 高橋は初期から絵具をイメージを表現するメディアではなく、絵具そのものを物質として提示し表現の核としてきた。それがここ数年変わってきた。前回カダン有楽町ではブルー系の単色のモンドリアンを思わせる造形を見せていた。今回はそれともまた違っている。

 小品がきれいだったが、どこか岡崎乾二郎と共通のものを思わせた。以前から二人を見ている印象からは、これは収斂進化ではないかと考えた。

 次回はどんな展開を見せてくれるのだろう。

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高橋大輔展「Open Map」

2025年4月26日(土)-5月17日(土)

12:00-18:00(日曜、月曜定休)

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ANOMALY

東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex I 4F

電話03-6433-2988

https://anomalytokyo.com/