東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで中井川由季展「地下に眠る」が開かれている(4月19日まで)。中井川由季は1960年茨城県生まれ、1984年多摩美術大学絵画科を卒業し、1986年同大学大学院美術研究科修士課程を修了している。1990年にポルトガルより招聘されて滞在制作、2002年に滋賀県陶芸の森で招聘講師として滞在制作、2004年に韓国より招聘されて滞在制作を行っている。
主な個展としては、1991年からマスダスタジオ、ギャラリー小柳、山口県立萩美術館・浦上記念堂など。ここユマニテでは今回が6回目となる。
中井川のコメント、
前回、多数の窪みを型で作り、手捻りで繋げて整形する仕方を試して、会場に並べた。はっきりと作りたいカタチがあるのではなく作り方を手掛かりに制作を進める方法は、モヤのかかった漠然としたものに作りながら骨格と輪郭を与える事になったのではと思える。そして、作品を並べ、鑑賞者と話すことは自分が捉えている世界の見え方を洗い出してくれると感じた。
今回はサイズを小さくして同じ手法を用いたが、窪みはより小さくなり、細かい穴が空いて何かが出てきた跡のような、誰かがつついて開けたような形が出来上がった。








中井川は陶で奇妙な形を作っている。ボツボツと穴が開いていて、蓮の実のようでもあり、どこか昆虫などの巣のようでもある。そして、その奇妙な形が美しい。中井川の作品の魅力はその造形の美しさにあるのではないだろうか。
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中井川由季展「地下に眠る」
2025年4月7日(月)-4月19日(土)
10:30-18:30(最終日17:00まで)
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ギャルリー東京ユマニテbis
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F
電話03-3562-1305