東京銀座のコバヤシ画廊で岡村桂三郎展が開かれている(3月15日まで)。岡村は1958年東京都生まれ、1988年に東京藝術大学大学院後期博士課程を満期退学している。





いつもながら大きな作品を展示している。正面の作品は「魚」、見るからに大魚だ。左右に分かれている2隻の屏風は「波」、2隻で一つの作品だ。これまた大波。2隻で一組だから一双か。
岡村は板を削ってレリーフ状に造形しているのではなく、最近は帆布に描いているという。板や帆布に顔料を塗り重ね、木炭でモチーフの形をとり、その中をスクレーパーでうろこ状に線刻しているのだという。
奥の事務室には小品が多数展示されている。しかし、岡村は基本大作なのだ。以前平塚市美術館で見た個展では、天井の高い展示室いっぱいに作品が設置されていて、これが岡村の真骨頂なのかと感心した。
小品が喜ばれる「根付の国」日本では、岡村は異質の画家と見られるかもしれない。しかし、岡村の大作こそ海外で真っ当に評価されるのではないか。
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岡村桂三郎展
2025年3月3日(月)-3月15日(土)
11:30-19:00(最終日17:00まで)日曜休廊
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コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F
電話03-3561-0515
http://www.gallerykobayashi.jp/