読売新聞「読書委員が選ぶ2024年の3冊」

 年末恒例の読売新聞「読書委員が選ぶ2024年の3冊」が発表された(12月22日付け)。その中から気になったものを紹介する。

 

小泉悠推薦

成田雅文『日ソ戦争』(中公新書

 今年の3冊にはまず本書を挙げたい。短いが悲惨な戦争の様相を、新史料を駆使して見事に描き出した。

 

 

 

郷原佳以推薦

岡崎乾二郎而今而後』(亜紀書房

 水木しげる楳図かずおゴダール。彼らは事物や人々のずれを突きつける。安易な共感に引っ張られそうになったら立ち返りたい。

 

 

 

佐藤義雄推薦

樺山紘一『欧人異聞』(刀水新書)

 本書は欧州の歴史上の人物の事績やエピソードなどを軽妙、洒脱な文章で綴るコラム集。

 

 

 

鵜飼哲夫推薦

田中美知太郎『戦争と平和』(中公文庫)

 ギリシャ哲学の碩学が戦中、戦後に発表した政治・哲学論を精選する。戦争と平和、民主を考え抜く。世界的選挙年の今年、座右の書とした。