梯久美子『戦争ミュージアム』(岩波新書)を読む。梯久美子が戦争や平和の博物館を訪ね歩いた記録。大久野島毒ガス資料館、予科練平和記念館、戦没画学生慰霊美術館 無言館、周南市回天記念館、対馬丸記念館、象山地下壕(松代大本営地下壕)、東京大空襲・戦災資料センター、八重山平和記念館、原爆の図丸木美術館、長崎原爆資料館、稚内市樺太記念館、満蒙開拓平和記念館、舞鶴引揚記念館、都立第五福竜丸展示館、の以上14か所。
知らないことばかりだった。私はこれらのうち、無言館を訪ねたに過ぎない。せめて近くにある東京大空襲・戦災資料センターや都立第五福竜丸展示館、そして故郷にある満蒙開拓平和記念館は訪ねてみようと思った。
あとがきで、広島記念平和資料館を取り上げなかったのは、すでに優れたガイドブックや関連書籍が多くあり、またホームページが充実していて、膨大なデータベースが公開されているからだという。
多くの人が本書を読んで、各地の戦争ミュージアムを訪ねて行ってほしい。