東京六本木の森美術館でルイーズ・ブルジョワ展「地獄から帰ってきたところ/言っとくけど、素晴らしかったわ」が開かれている(2025年1月19日まで)。森美術館のホームページより、
ルイーズ・ブルジョワ(1911年パリ生まれ、2010年ニューヨークにて没)は、20世紀を代表する最も重要なアーティストの一人です。70年にわたるキャリアの中で、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、さまざまなメディアを用いながら、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求しました。そして、対極にあるこれらの概念を比類なき造形力によって作品の中に共存させてきました。
ブルジョワの芸術は、主に自身が幼少期に経験した、複雑で、ときにトラウマ的な出来事をインスピレーションの源としています。彼女は記憶や感情を呼び起こすことで普遍的なモチーフへと昇華させ、希望と恐怖、不安と安らぎ、罪悪感と償い、緊張と解放といった相反する感情や心理状態を表現しました。また、セクシュアリティやジェンダー、身体をモチーフにしたパフォーマンスや彫刻は、フェミニズムの文脈でも高く評価されてきました。
彼女の作品はちらしにあるように、六本木ヒルズの前庭に大きな蜘蛛の彫刻が設置されているので見た人は多いだろう。館内にも大小さまざまな蜘蛛の彫刻が展示されている。これらの蜘蛛は腹に卵を持っていて母親を表している。
ほかにも父親に対する憎しみ(?)やカップルについての相反する感情などを造形化した作品が並んでいる。ルイーズの作品は純粋な造形というより、象徴的な意味を深く持っているように思える。なかでもやはり蜘蛛の作品が代表作と言って良いだろう。
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ルイーズ・ブルジョワ展「地獄から帰ってきたところ/言っとくけど、素晴らしかったわ」
2024年9月25日(水)-2025年1月19日(日)
10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
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東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
ハローダイヤル050-5541-8600
https://www.mori.art.museum/jp/index.html