東京銀座のギャラリー小柳で須田悦弘展が開かれている(6月24日まで)。須田は1969年山梨県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。植物を精密な木彫で作って彩色している。それは見事な造形で、バラや雑草の薄い花びらやごく微小な葉っぱなどを信じられないような精密な木彫で再現している。
ギャラリーのホームページから、
今回の展覧会では、杉本博司が選んだ骨董の器にあわせて須田が作品を制作します。青磁の花入には青い枝を伸ばす白梅を、硝子のジンボトルには凛とした菫を。須田は作品を設置する場をインスタレーションに転じてきましたが、今回の作品群では器が作品の場となるのです。杉本が投げかけたお題に須田がどのように答えるのか、二つの展覧会場でご覧ください。
久しぶりに須田の超絶技巧を堪能した。見れば誰も必ずその優れた技術に驚くだろう。
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須田悦弘展「補作と模作の模倣」
2023年4月8日(土)-6月24日(土)
11:00-19:00(日曜・月曜・祝日休廊)
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ギャラリー小柳
東京都中央区銀座1-7-8 小柳ビル9F
電話03-3561-1896
https://www.gallerykoyanagi.com/