東京銀座のギャラリーカメリアでしらすサラダ展が開かれている(4月1日まで)。しらすは1993年生まれ、現在建築会社で働いている。しらすは自分の部屋のために、自分だけのモノを作り続けているという。それが類まれなモノでとても面白い。
画廊のHPには、「初個展にして10周年記念。精巧でクールな無意味プロダクト」とある。
真四角な木製の箱がある。これが自作のラジオで、その設計図が展示されている。この設計図がそれらしく描かれているがフェイクで、これも作品だという。ラジオからはちゃんと音が出る。
ハイパーエキセントリックメディアボーイというのは、自作のカセットテープ(これもフェイク)を組み合わせたメディアプレーヤーで、実際はiTunesから音を出している。
他にもLEDで点滅する架空のブランドロゴとか、自分用の標語などをレイアウトしたパネル等を展示している。
これらをすべて発表する意図なしに10年間制作してきたという。このユニークな才能を美術業界が知ったら、ブレークするのは間違いないだろう。
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VAMRESS展/しらすサラダ
2023年3月18日(土)-4月1日(土)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリーカメリア
https://www.gallerycamellia.jp/