銀座蔦屋書店ギンザ アトリウムの青木野枝+山口藍「山と空」を見る

 東京銀座の銀座蔦屋書店ギンザ アトリウムで青木野枝+山口藍「山と空」が開かれている(6月21日まで)。青木は著名な抽象彫刻家。鉄の輪を組み合わせて立体作品を作っている。今回は山口藍ともども版画にも挑戦している。

 まず青木野枝を見る。青木は鉄の輪を組み合わせて立体作品を構成する。一つ一つの輪を組み上げて造形している。青木は全体の構成から発想して造形しているのだろうか? むしろ個々の組み合わせから最終的な形態に至っているように見える。版画作品にも魅力的な造形は見当たらない。

青木野枝

青木野枝


 山口藍は浮世絵や竹下夢二を現代のマンガ風に描いているようだ。とても人気があるらしいが、まとめて見たのは初めてだった。目が少女マンガのように異様に大きく描かれている。これ以上山口に興味を持つことはできない。

山口藍

山口藍


 この二人を組み合わせて展覧会を企画したのはどのようなコンセプトだったのか。人気以外二人の共通点があるのだろうか?

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銀座蔦屋書店ギンザ アトリウムの青木野枝+山口藍「山と空」

2022年6月4日(土)―6月21日(火)

※営業時間は店舗HPを確認されたい

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銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM

東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6階

電話03-3575-7755

https://store.tsite.jp/ginza/