表参道画廊のマギー・J・リー展を見る

 東京表参道の表参道画廊でマギー・J・リー展「端役」が開かれている(3月5日まで)。マギー Maggie J Leeはマレーシア生まれ、日本工学院専門学校で舞台技術を学んだ後、和光大学芸術学科へ編入して現在同大学3年生。

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アーチ

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屋根

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街灯

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レンガ


 マギーは普段の生活で見落とされがちな街路灯などを取り上げて「端役」として、作品化した。主としてスチレンボードを使い、レンガはスタイロボードで作っている。マギーに聞くまで、どれもレディ・メイドかと思った。見事な造形だ。

 しかし何と言っても、これら「端役」をテーマとして取り上げた彼女の感性が素晴らしいと思う。アーチの片割れであったり、街灯だったり、三角屋根を作っている。

 もの派に興味があるのか尋ねると、文献でしか知らなくて実作は見たことがないという。とても興味深い初個展だった。

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マギー・J・リー展「端役」

2022年2月21日(月)―3月5日(土)

12:00-19:00(最終日17:00まで)日曜休廊

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表参道画廊

東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB02

電話03-3775-2469