東京京橋のアートスペース羅針盤で大塚亨彫刻展が開かれている(2月5日まで)。大塚は1980年岐阜県生まれ、2003年に多摩美術大学彫刻科を卒業し、2005年に東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻 保存修復彫刻を修了する。2006年にギャラリーQで初個展、以来何度か個展を繰返し、羅針盤では2度目となる。
大塚は木彫作品を発表している。それが奇妙な作品だ。シャツであったり、真珠の首飾りであったり、また靴を彫って彩色している。生卵のケースなども作っている。いずれも完成度は高い。
大塚が選んだテーマが普通彫刻作品に取り上げないものばかりだ。大塚には会えなかったので、このあたりのことが訊けなかった。面白い世界観をもっているのではないだろうか。
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大塚亨彫刻展「memory recollection」
2022年1月31日(月)―2月5日(土)
11:00-19:00(最終日は17:00まで)
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アートスペース羅針盤
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル2F
電話03-3538-0160