東京銀座のGSIXの蔦屋書店のGINZA ATRIUMでタムラサトル展「TOKYO マシーン」が開かれている(9月23日まで)。タムラは1972年栃木県生まれ、1995年に筑波大学芸術専⾨学群 総合造形を卒業している。主な個展としてギャラリーのホームページに栃木県立美術館やベルリンでの開催が紹介されている。私は1990年代にオレゴンムーンギャラリーや現代美術製作所での個展を見てきた。現代美術製作所では熊の彫刻がレールの上を走っていたことが印象に残っている。
今回はモーターで動くチェーンが文字を表示している。ギャラリーのホームページから、
今回会場では数字や⽂字、記号などを形作ったチェーンが延々と回る「マシーンシリーズ」が展⽰されます。アルファベットの「ART」をかたどったARTマシーンや、「!」(エクスクラメーションマーク)型のマシーン、また今回初披露となるTOKYO マシーンなど、20点以上の作品が同時に動く様は圧巻です。
特に大きなガラス板に設置されたチェーンで作る「TOKYO」の文字が動いている作品が圧巻だった。タムラによると特に厚いガラスの加工が大変だったと言う。しかし透明なガラス板の文字は浮き出ていて、それが動いているという印象的な作品になっている。
長年動きのある作品を作り続けているタムラのぶれない姿勢が素晴らしいと思う。
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タムラサトル展「TOKYO マシーン」
2021年9⽉18⽇(⼟)―9⽉23⽇(⽊・祝)
10:30-20:00
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蔦屋書店GINZA ATRIUM
東京都中央区銀座6-10-1 GSIX6階
電話03-3575-7755
https://ginza6.tokyo/news/107429