カロリーナ・コルホネン『フィンランドの不思議なことわざ』を読む

 カロリーナ・コルホネン『フィンランドの不思議なことわざ』(草思社)を読む。文字通りフィンランドの諺を紹介している。なるほど、国が違えば諺も変わる。【 】内はことわざの意味。

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「頭を第三の足にして走る」 → 【猛ダッシュする】

「レンズにやすりをかける」 → 【だます、ちょろまかす、欺く】

「ハエから雄牛をつくる」 → 【ささいなことを大げさに騒ぎ立てる】

「試合用パンツを破く」 → 【怒る】

「丸太を引きずる」 → 【眠る、いびきをかく】

「長い爪の人」 → 【泥棒】

「口からカエルを放つ」 → 【失言する、うっかり口を滑らす】

「松やにの中にいる」 → 【誰かに夢中、首ったけ】

「脇の下にキツネのしっぽ」 → 【よからぬことを企んでいる】

「火の中でじっと横たわってはいけない」 → 【あきらめるな、厳しいときこそチャンス】

「仕事は手袋の中」 → 【思い通りになっている、ぜんぶ解決済み】

「鼻をひっぱる」 → 【だます、出し抜く、嘘をつく】