Wikipediaにベストセラー作家の一覧というページがあり、これが興味深い。
作家名の次に、売り上げ部数が「推定売り上げ部数(最低)と推定売り上げ部数(最高)」とあり、ついで「言語」「ジャンル・タイトル」「出版数」「国籍」となっている。ここには興味深い作家について、売り上げ部数(最低―最高)、出版数を抜き出した。
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本項目は、全年代・言語におけるベストセラー作家の一覧である。ページが際限なく肥大化するのを防ぐため、1億冊以上売れた者のみを載せる。また、漫画家は含まない。
1位 シェークスピア (20億―40億)
2位 アガサ・クリスティ (20億―40億) (85作)
5位 ジョルジュ・シムノン (5億―7億) (570作)
10位 トルストイ ( ―4億1300万)
16位 プーシキン ( ―3億5700万)
17位 スティーヴン・キング (3億―3億5000万) (70作)
20位 ガードナー (1億―3億2500万) (140作)
23位 赤川次郎 ( ―3億) (620+作)
36位 西村京太郎 ( ―2億) (620+作)
39位 司馬遼太郎 ( ―1億8000万) (350作)
50位 吉川英治 ( ―1億2000万) (7作)
63位 ルイス・キャロル ( ―1億) (5作)
66位 イアン・フレミング (1億―1億) (14作)
67位 ヘルマン・ヘッセ (1億―1億)
75位 内田康夫 ( ―1億) (130+作)
76位 森村誠一 ( ―1億) (350+作)
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聖書はもっと多いだろうが、あれは売り上げではなく配布だからリストに入っていないのだろう。シェークスピアはともかく、クリスティがダントツ凄い。作品数が多いのは、赤川次郎と西村京太郎がともに620+作、シムノンが570作、司馬遼太郎と森村誠一が350作となっている。逆にルイス・キャロルは5作だけで1億に達しているし、吉川英治も7作だけで1億2000万売っている。吉川英治は『宮本武蔵』や『新・平家物語』『私本太平記』だ。日本人作家では、赤川次郎、西村京太郎、司馬遼太郎、吉川英治、内田康夫、森村誠一がベスト6なのだ。
私の知らない世界が広がっている。