日本橋高島屋本館8階ホールの野見山暁治展を見る

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 東京日本橋高島屋本館8階ホールで「100歳記念 野見山暁治のいま展」が開かれている(1月18日まで)。また6階美術画廊でも野見山暁治個展が開かれ、こちらは小品が並んでいる。

 野見山さんは100歳になった。その年でこれだけの大作の新作を並べるのは凄いことだ! しかもそれが過去の作品のコピーではなく、新しい展開を見せている。なんということだ! これこそ天才の仕事だ。野見山こそ日本の戦後最大の画家であると躊躇なく断言する。

 私は木曜日築地へ用事があって行った帰りに高島屋へ寄った。午後4時ころだったが、8階の広い会場に客は10名前後しかいなかった。コロナの緊急事態宣言が発せられたので止むを得ないかもおしれないが、勿体ないことだと思った。戦後日本の最高の作品が贅沢に並べられているというのに。

 展覧会はこの後、京都高島屋でも開催されるという。ぜひ多くの人に見てほしい。

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「100歳記念 野見山暁治のいま展」

2020年1月9日(土)―1月18日(月)

10:00-19:00(最終日17:30まで)

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日本橋高島屋本館8階ホール

入場料(一般)1000円

図録3300円