トキ・アートスペースの野村俊幸展「森の記憶、土の記憶」を見る

 東京神宮前のトキ・アートスペースで野村俊幸展「森の記憶、土の記憶」が開かれている(10月11日まで)。野村は1958年千葉県生まれ、1983年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業し、1998年東京藝術大学大学院壁画研究室研究生。1983年ルナミ画廊で初個展、以来さまざまな画廊で個展を開いている。

 ギャラリーには2メートル四方、高さ30センチほどの土が台状に設置されている。大量の土を運び込み画廊で突き固めて成形したという。四つの側面はきれいに成形されているが、表面は自然の地面のような形状を示している。あたかも地面の一部を切り取ってきたかのようだ。画廊の中央で強い存在感を表している。「森の記憶、土の記憶」というタイトルを見れば、自然の一部を画廊に再現したかと思われる。

 壁には植物などのドローイングが描かれている。

 

f:id:mmpolo:20201002213223j:plain

f:id:mmpolo:20201002213256j:plain

f:id:mmpolo:20201002213328j:plain

f:id:mmpolo:20201002213352j:plain

f:id:mmpolo:20201002213420j:plain


     ・

野村俊幸展「森の記憶、土の記憶」

2020年9月29日(火)-10月11日(日)

12:00-19:00(最終日16:00まで)会期中無休

     ・

トキ・アートスペース

東京都渋谷区神宮前3-42-5

電話03-3479-0332

http://tokiart.life.coocan.jp/