二代目歌川豊国の墓

 東京亀戸に光明寺という寺がある。そこに二代目豊国の墓があるというので拝見してきた。二代目豊国は初代歌川豊国に弟子入りし、師の没後二代目を名乗ったが、すでに兄弟子の国貞が二代目豊国を名乗っており、それがためか浮世絵師を廃業しているらしい。国貞は幕末の浮世絵師として大きな成功を収めた。
 墓は墓地に入ってすぐのところにあった。三香院豊國壽貞信士とある。地味な普通の墓石で意外だった。初代豊国と国貞は特徴のある優れた浮世絵師だったが、この二代豊国は作品が思い浮かばない。

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 隣接して普門院という割合大きな寺があり、こちらには伊藤左千夫の墓があると入口に木柱が立っているが、前に入ったときには分らなかった。寺の敷地は大きいが、ちょっと荒れている感がある。狩人蜂の研究者のT先生の実家もこのあたりだと伺った。
 

 

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普門院

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