東京国立の宇フォーラム美術館で達和子展が開かれている(4月5日まで)。達は1947年滋賀県生まれ。1969年に武蔵野美術大学を卒業している。その後1975年から15年間ほど香港に住み、2000年には武蔵野美術学園造形芸術研究科を卒業している。
達には大作が似合う。今回奥の壁に展示されている作品は2.7m×3.6mもある。縦長の作品は3.6m×2mほどだ。一番古い作品は1998年制作の100号だ。この古い作品には斜めに踊るような人が描かれていて、このころは小林裕児とも共通する印象があったが、現在大きく隔たっていて独自の世界を築いている。
2.7m×3.6m
3.6m×2m
30号の小品(?)
1998年作の100号
達は大作が得意だが、そうすると都内ではそれらを展示するギャラリーが限られてくる。2年前は同じ国立のコート・ギャラリー国立での個展だった。やはり美術館の大きな壁面が似合うだろう。どこかの美術館が取り上げてくれないだろうか。
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達和子展「繋ぐ」
2020年3月19日(木)―4月5日(日)
13:00―17:30(月・火・水 休館)
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宇フォーラム美術館
国立市東4-21-10
電話042-580-1557
http://kunstverein.jp/
入場料500円(中学生以下無料)
※JR国立駅より徒歩20分、駅前からバスもある