シェル美術賞展2019を見る

 東京六本木の国立新美術館でシェル美術賞展2019が開かれている(12月23日まで)。ここにはグランプリの黒坂祐と審査員賞及び学生特別賞、それに審査員推薦作家のみ紹介する。

f:id:mmpolo:20191220224724j:plain

黒坂祐(グランプリ)

f:id:mmpolo:20191220224741j:plain

池田舞花(新藤淳審査員賞)

f:id:mmpolo:20191220224800j:plain

石川未来(角奈緒子審査員賞)

f:id:mmpolo:20191220224819j:plain

土金(中井康之審査員賞)

f:id:mmpolo:20191220224842j:plain

大槻拓矢(学生特別賞)

f:id:mmpolo:20191220224910j:plain

山本亜由夢(学生特別賞)

f:id:mmpolo:20191220224940j:plain

三代宏大(藪前知子審査員賞)

f:id:mmpolo:20191220225000j:plain

齋藤詩織(松井えり菜審査員賞)
     ・
【↓】以下審査員推薦作家(過去にシェル美術賞で受賞・入選した作家)

f:id:mmpolo:20191220225022j:plain

f:id:mmpolo:20191220225034j:plain
村上早(島敦彦推薦)

f:id:mmpolo:20191220225057j:plain

Colliu(新藤淳推薦)

f:id:mmpolo:20191220225117j:plain

江川純太(藪前知子推薦)

f:id:mmpolo:20191220225136j:plain

f:id:mmpolo:20191220225149j:plain
川上雅史(中井康之推薦)

 さて、私の感想だが、さすが受賞・入選作家たちはみな水準が高くて感心した。上記受賞作家以外の入選作家たち46人の誰が受賞しても不思議はないという印象だ。むしろこの中から受賞作家を選んだ審査員たちの苦労がしのばれる。と同時に、グランプリ・受賞作家・入選作家60人余の誰かが特段傑出してもいないのだ。今後20年経ったときに抜きんでてくる作家が現れるのだろう。しかしそれが決して巧い作家でもないし、優れた作家という訳でもないのだ。最後まで下手だった片岡球子文化勲章受章作家(名誉と年金が出る)に選ばれ、豊かな造形力があったとは言えない辰野登恵子が若くして高い評価を得られたように。
     ・
シェル美術賞展2019
2019年12月11日(水)-12月23日(月)
10:00-18:00(最終日は16:00まで)17日休館
     ・
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
電話03-6812-9921