東京銀座の藍画廊で上野茂都展「薩摩芋による彫刻」が開かれている(12月21日まで)。上野は1986年にギャラリー葉で初個展、以来ギャラリー21+葉や藍画廊などで20数回個展を開いてきた。2013年までは武蔵野美術大学客員教授、その後多摩美術大学で非常勤講師を務めている。
今回サツマイモで彫刻作品を作っている。そのことについて、大事なことは次のことだという。
1. 時間が経つことで、自然に朽ちていくこと
2. 自分で創った形が、自然に変形していくこと
サツマイモを使って彫刻作品を作っているので、乾燥するにつれて変形し、カビが生えたりすることもあるという。
価格が驚きの付け方なのだ。1g100円! はかりが置いてあって、作品の重さを計って50gなら5000円ということになる。一番小さい作品を計ったら5gだったのでこれは500円か。
以前ニンジンが萎びていく作品を見たことがあった。確認しなかったけれど、あれも上野さんだったのだろうか。
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上野茂都展「薩摩芋による彫刻」
2019年12月16日(月)-12月21日(土)
11:30-19:00(最終日18:00まで)
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藍画廊
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル3階
電話03-3567-8777
http://igallery.sakura.ne.jp/