曳舟駅周辺の画廊を回る

 東京墨田区曳舟駅周辺にいくつもの画廊がオープンしている。その中のあをば荘、ギャラリーTOWED、トークン アート センターを回ってきた。
 あをば荘では「堀江たくみと四井雄大の展でのふるまい」が開かれている(12月17日まで)。堀江は1988年大阪府生まれ、四井は1987年岐阜県生まれ、金沢でシェアハウスに一緒に住んでいるという。

陶芸家、堀江たくみと四井雄大の陶芸、ドローイング、テキスト、料理、酒、茶、声、土、会話、音など、お手軽価格でたくさん配置! ぜひお越しください!

 一見実用的にも見えながら、工芸ではない、でもオブジェでもない面白い形の陶の作品が並んでいる。堀江が日本酒を持ち込んで有料で飲ませており、四井はカレー料理を作ってワンコインで食べさせている。私も食べたがなかなか美味しかった。
↓四井雄大

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↓堀江たくみ アニメっぽい絵付けが特徴

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「堀江たくみと四井雄大の展でのふるまい」
2019年12月13日(金)-12月17日(火)
14:00-19:00(両作家全日在廊予定)

あをば荘
東京都墨田区文化1-12-12
http://awobasoh.com/

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ギャラリーTOWEDでは林香苗武個展「夜の炎」が開かれている(12月28日までの金土日)。林は1991年長野県生まれ、個展のDM葉書に、「2011年より速度を主題とした平面、インスタレーションを制作。2015年には未来派宣言を下地とした「速度主義宣言」を発表。2019年、イタリア未来派巡礼を経て平面作品を中心に制作を行う」とある。

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林香苗武個展
2019年12月13日(土)-12月28日(土)
13:00-20:00(金土日のみ開廊)
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ギャラリーTOWED(トウド)
東京都墨田区京島2-24-8
https://gallery-towed.com/
※原公園横の信号のある交差点から数メートル
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 トークン アート センターでは阪中隆文展「スーパープレイ」が開かれている(12月15日までの土日)。阪中は1989年東京都生まれ、2013年多摩美術大学映像演劇学科卒業している。トークンのホームページには、阪中について次のように紹介している。

2015年に制作された《Anagraph》では、作家がギャラリー内部の床に穴をあけ、地中を掘進し屋外へ脱出。その経路から光を引き込みリアルタイムで屋外の景色を結像させ、ギャラリー空間全体をカメラオブスクラに作り変えました。会場には穴掘りのパフォーマンス記録映像もあわせて展示され、鑑賞者は歪に繋ぎ合わされた行為と写真の関係を目の当たりにしました。
2016年の《12 days on the ledge》は、会期中、作家が床に足をつけないというルールを自身に課し、12日間ギャラリー内で生活するという作品。会場には、空中の移動に必要なロープや壁に打ち付けられた木片、棚、そして生活用品が展示され、それとともに既に会場にある窓枠や手すり、柱をも足場としながら寝食をしました。1つの困難なルールを設けたことで、普段人が感じるものとは異なるアフォーダンスが拓かれます。この空中生活では、梁は収納棚あるいは椅子に、窓枠は移動のための通路になりました。
そして本展では、阪中の現在の拠点である群馬県前橋市周辺に点在する古墳と、テニスから着想した新作を映像と写真で発表します。また、これまで阪中が制作してきた穴にまつわる作品も合わせて展示予定です。阪中にとって国内では初となる新作個展、ぜひご高覧ください。

 

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 2階のスペースでは大きな写真が展示されている。渋谷川のトンネル内で撮影したものらしい。渋谷川は渋谷駅南西部では顔を出しているが、多く暗渠になっている。その中にカメラを持ち込んで若者たちを撮っている。
 トークン アート センターは以前プレオープン展を開催したが、正式には本展が最初のオープンになる。明日の15日が最終日だが、3つのギャラリーを回ることができる最適の日だ。(紹介が遅れてゴメン)
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阪中隆文展「スーパープレイ」
2019年11月16日(土)-12月15日(日)
12:00~19:00(土日のみ開廊)
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トークン アートセンター
東京都墨田区東向島3-31-14
http://token-artcenter.com/
東武スカイツリーライン曳舟駅より徒歩10分