eitoeikoの石垣克子個展「基地のある風景II」を見る

 東京神楽坂のeitoeikoで石垣克子個展「基地のある風景II」が開かれている(8月4日まで)。石垣は1967年沖縄県石垣市生まれ、1991年沖縄県立芸術大学美術工芸学部美術学科絵画専攻を卒業、1997年に初個展を行い、その後県内外での個展を40回以上行っている。
 今回は「沖縄を舞台に、明るい日差しの風景に入り込む米軍基地と、東京の景観の中にあらわれる米軍施設を穏やかな筆致で描いた新作油彩画を発表」する。

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 沖縄の景観の中に見られる米軍基地は芝生に囲まれていてどこも美しい。米軍基地のある風景と知らなければ美しい風景画だ。しかしこれらの美しい風景画は沖縄の米軍基地を描いているものなのだ。そのことは大きな意味を持っている。
 それにしてもと思う。米軍基地は芝生が植栽されていてとても美しい。そのことの裏側にある意味をしっかり考えること。表層の奥を見通すこと。石垣の絵画はそのことを考える手がかりになるのではないか。
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石垣克子個展「基地のある風景II」
2019年7月15日(月)-8月4日(日)
12:00-19:00(日曜、月曜休廊)7/15、8/4は開廊
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eitoeiko
東京都新宿区矢来町32-2
電話03-6873-3830
http://www.eitoeiko.com
※神楽坂の矢来公園すぐ近く