東京外神田のギャラリーOUT of PLACEでHogalee展「Masking/Fixing」が開かれている（6月30日まで）。Hogalee（ホガリー）は1975年神奈川県生まれ、2001年に東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程を修了している。2011年にここOUT of PLACEや西武渋谷店などで個展を開き。以来ここでの個展は今回で5回目になる。
ホガリーはマスキングテープを使った壁画を描いてきた。マスキングテープを使えば、それを剥がして原状回復できる。今回はその手法でキャンバスに描いている。マスキングテープで描画し、テープを剥がせば支持体の色が現れる。同じ絵柄でマスキングテープを剥がしたものとそのままのものと２つの対になった作品を作り、それらを並べて展示している。同じ絵柄で色彩を変えるのは岡崎乾二郎を思わせるが、それ以外に共通性はない。若い娘を平面的、イラスト的に描くのは江川寿史を思い出すが、ホガリーはコンセプチュアルだ。マスキングテープを使う壁画といえば吉岡まさみを連想するが、その手法以外に共通性はない。
江川寿史に通ずるポピュラリティと知的なコンセプチュアル性によって、ホガリーは案外将来ブレイクするのかもしれない。
ギャラリーOUT of PLACEは、地下鉄銀座線末広町駅すぐ近くの3331アーツ千代田の2階にある。月・火・水が休廊なので要注意。
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Hogalee展「Masking/Fixing」
2019年5月31日（金）－6月30日（日）
12：00－19：00（月・火・水）休廊
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ギャラリーOUT of PLACE
東京都千代田区外神田6-11-14 3331アーツ千代田 207号
電話03-6803-0248
http://www.outofplace.jp/
※東京メトロ銀座線末広町駅から徒歩3分
