東京日本橋馬喰町のTAKU SOMETANIギャラリーで小西景子展「Co-shape」が開かれている(12月16日まで)。小西は2016年に京都市立芸術大学美術学部版画専攻を卒業し、2018年に同大学大学院修士課程版画専攻を修了している。DM葉書のテキストから、
小西景子は、シルクスクリーンによって二つの像を重ね合わせ、作品を制作しています。
その像は混同したり分解したり互いに影響しあい、鑑賞者は作品から多様な感覚を受け取ることが出来ます。
点描のように、密集するドットが1つの画像を浮かび上がらせる。
画像の陰影があるから点が存在し、点が陰影を作るから画像が存在するという状況をCo-shape(共形)と呼ぶことにした。
網点と全体は個々で形を成しながら同じものでもあり、それは“私”と“私の細胞”のように意識し合っていないが、互いが互いを成り立たせている関係と似ている。
また、インクジェットで印刷された画像の上に網掛けの別の画像を重ね合わせると。2つの像が影響し合いながら画面を作り上げる。これも共形のひとつだと考えている。一見、無関係に見える画像が結び付くことで生まれる、構図のバランスやリズムを見つけることで、2つの像が関係を持ち、切り離せないものへと変わっていく。(後略)
TAKU SOMETANIギャラリーは新しいギャラリーだ。JR総武線浅草橋駅と総武快速線馬喰町駅からほぼ等距離にある。2階にSAN-AIギャラリーが入っているビルの4階になる。
企画展を基本にしてアートフェアにも参加してやっていくという。
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小西景子展「Co-shape」
2018年11月24日(土)―12月16日(日)
13:00−19:00(月曜日休廊)
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TAKU SOMETANIギャラリー
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-1 Bakurocactus 4F
電話090-8689-8050
http://www.takusometani.com