東京都美術館で「大作公募展 風」が開かれている(10月30日まで)。主催が中島千波、中野嘉之、畠中光享たちらしい。18名の作家が選ばれている。名前の通り大作ばかりで、大きいものは左右700cm、小さくても左右340cmもある。
兼未希恵「りんごの木」
森田舞「scene2018」
中島千波「mumyo(無明)’18-91L,R」
笠原浩美「Soar」
古家野雄紀「螺旋群像図」
板垣夏樹「オイヌサマンダラ」
金子正子「休息」
近藤守「Overlap」
奥山加奈子「夢十夜」
中野浩樹「水の鼓動」
立尾美寿紀「infinite echo」
畠中光享「観想西方浄土」
増田舞子「空と音楽」
平良優季「あの日に沁む」
木下めいこ「紺青の花」
白砂真也「海の訪れ」
野地美樹子「道標」
中野嘉之「丹頂鶴」
大作が18点並んでいる。大作だがみな横長の作品ばかりだ。日本画には屏風絵の伝統があるからさほど違和感がないのかもしれない。しかし大作という以外に面白いものがないという印象だった。どれも大作でなければならない説得性が欠けていた。
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「大作公募展2018 風」
2018年10月23日(火)−10ガル30日(火)
9:30−17:30(入場は17:00まで)
※最終日は14:00まで
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東京都美術館ロビー階第4公募展示室/入場無料