JINENギャラリーの古屋真美展を見る


 東京日本橋小伝馬町のJINENギャラリーで古屋真美展が開かれている(5月13日まで)。古屋は1994年山梨県生まれ、2018年武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒業、現在同大学 大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース在籍中。今回が初個展になる。


 リトグラフで女性の洋服を描いている。自分の着ていた洋服だと言う。卒業展示に出品するため制作したため、エディションは1つだけ、モノタイプとなった。最近の作品は複数刷っている。
 自分の洋服を作品に描くのは取り立てて面白いとは思えないのに、ワンピースやセーター、ジーンズなど、描写が多彩でそれが魅力的だ。古屋の魅力はその描写力だろうが、今後どんな方向に展開するのか、それがちょっと楽しみだ。
 JINENギャラリーは東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から徒歩3分、またはJR総武快速線馬喰町駅・都営新宿線馬喰横山駅・都営浅草線東日本橋駅から徒歩4分。
     ・
古屋真美展
2018年5月8日(火)―5月13日(日)
12:00−19:00(最終日16:00まで、金曜日20:00まで)
     ・
JINENギャラリー
東京都中央区日本橋古田課長7-8 久保ビル3F
電話03−5614−0976
http://www.jinen-gallery.com