アートコンプレックスセンターの谷口ナツコ展を見る

 東京新宿のアートコンプレックスセンターで谷口ナツコ展が開かれている(11月27日まで)。谷口は1968年北海道生まれ。今までギャラリー砂翁、デザインフェスタギャラリー、ヴァニラ画廊、スタジオ・ゾーン、アンド・ゾーン、ギャラリー・テオなどで個展を開き、また海外では香港、イタリア、台北、北京、シンガポールアメリカなどのグループ展に参加している。クリスティーズにも出品され、国際的な画家となっている。今回2008年以来8年ぶりの個展となる。




(以下、部分)



 谷口はトレーシングペーパーを円錐形にしたものに絵具を充填し、先端の穴から絵具を絞り出し、凸状の点描法で描いている。今回一番大きな作品は左右4m、天地2mもある。この大きさを点描で描いているのだ。
 さらに原色を多用し、その色彩の見事さと点描で描かれたイメージが画面を覆いつくす画風はほとんど他に類を見ない。天才画家と言っていいだろう。
 谷口は北海道に住んでいる。個展初日の今日明日在廊し、次は会期末の23日以降在廊するようだ。ぜひ久しぶりに開かれる谷口の見事な作品を見てほしい。
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谷口ナツコ展「止まれ 花がある」
2016年11月15日(火)→11月27日(日)
11:00〜20:00(最終日18:00まで)、21日(月)は休廊
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アートコンプレックスセンター
東京都新宿区大京町12-9
電話03-3341-3253
http://www.gallerycomplex.com
JR総武線信濃町駅より徒歩7分
地下鉄丸ノ内線四谷三丁目駅出口1より徒歩7分
左門町の交差点を入るが、信濃町から来たときは左折、四谷三丁目から来たときは右折となる。注意したいのは左門町の交差点は近接して同名で2つある。信濃町に近い方の交差点を入ること。