東京京橋のギャラリー川船で「夏期正札市展」が開かれている(7月12日まで)。結構広いギャラリーに200点近くの作品が並んでいる。
高い作品はやはり長谷川利行の油彩で、180万円、150万円、130万円あたり、ついで棟方志功の油彩が125万円、北川民次の油彩が120万円となっている。
安いものでは、粟津潔の木版画が5,000円、久保守の水彩が6,000円、上原二郎のエッチングが8,000円、杢田たけをのパステル画や水彩がそれぞれ15,000円となっている。
面白いものでは、海老原喜之助のペン画が6万円、野田哲也の版画が8.8万円、鳥海青児の裸婦デッサンが5万円、小山田二郎の水彩が12万円、太田三郎の5円玉の版画が2.8万円、林倭衛の8号の油彩が38万円、さかぎしよしおうのオブジェが8万円、先々月だったか練馬区立美術館で個展のあった横井弘三の銅版画が6.5〜7.5万円などだった。
大沢昌助の縦長の油彩12.5万円は、とても良いものだった。安ければ私もほしいと思った。
200点近くが並んでいるのは壮観で、見るだけでも楽しいだろう。入場料はいらないし、何も買わなくても歓迎してくれるだろう。会期が短いので要注意。日曜も開廊している。
展示作品の詳細と価格はギャラリーのホームページに掲載されているので参照されたい。
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「夏期正札市展」
2016年7月9日(土)〜7月12日(火)
11:00〜19:00(日曜開廊)
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ギャラリー川船
東京都中央区京橋3-3-4フジビルB1
電話03-3245-8600
http://www.kawafune.jp/