東京銀座のなびす画廊で瀧田亜子展が開かれている(4月30日まで)。瀧田は1972年東京都生まれ。なびす画廊での個展は去年の11月に続いて今回で20回目になる。最近は春秋と年に2回個展を行っていて、作品は紙に顔料で描いている。瀧田は昔から書を学び、そのため中国に留学してもいる。絵画に転じた後も、書を通して身につけた「線」を表現の核にして作品を作ってきた。書と西洋絵画を融合した瀧田の仕事は独特の世界を見せている。
前回いつも色面が拡がるような作風に明確な形態、十字形が現れて驚いた。今年それがどんな風に展開するのか興味をそそられた。それが意外にも大きな変化はなかった。やはり十字を横に3個並べたような形があったが、他の2面は波形が垂れ下がったような形を見せている。とは言え、直径のきわめて大きな円が緩やかなカーブを描くように徐々に変化を見せている。次の個展は同じここの画廊で秋に予定しているという。
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瀧田亜子展
2016年4月18日(月)−4月30日(土)
11:30−19:00(土曜 17:00まで)
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なびす画廊
東京都中央区銀座1-5-2 ギンザファーストビル3F
電話03-3561-3544
http://www.nabis-g.com