長島有里枝展「家庭について／about home」を見る

　長島有里枝展「家庭について／about home」が東京渋谷区のMAHO KUBOTAギャラリーで開かれている（４月23日まで）。このMAHO KUBOTAギャラリーは先月新しくオープンしたばかりのギャラリーで、オーナーの久保田真帆はスカイ・ザ・バスハウスに勤めていたらしい。するとアラタニウラノの浦野の元同僚ということになる。オープン記念に長島の写真とインスタレーションを選んでいる。
　長島は1973年、東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業し、アメリカのカリフォルニア・インスティテュート・オブ・アーツのファインアート科写真専攻修士課程を修了している。1993年に家族とのヌードポートレイトで衝撃的なデビューをした。2009年に優れたエッセイ集『背中の記憶』（講談社）を出版し、文筆家としても非凡なことを示した。私もそれを読んで強い印象を持った。
　今回は写真のほかに、母親との共同制作というテントを展示している。家で使っていた衣類やトートバッグなどを縫い合わせて小型のテントを作っている。




　新しいギャラリーは、東京メトロ銀座線の外苑前駅３番出口を出て、青山通りを渋谷方向に進み、南青山３丁目の交差点を右折、外苑西通りを進む。途中ワタリウム美術館があるがそれを通り過ぎ、神宮前３丁目交差点を右折、まもなく熊野神社があるのでその手前を左折して、最初のＴ字路を左折するとすぐ看板が見える。外苑前駅から徒歩６分。
　または外苑前駅３番出口を出たあと、右手神宮球場方向へ進み、50メートルほどで左手に酒屋があるのでその手前を左折、真っ直ぐ進むと途中ギャラリーmayaがあり間もなく熊野神社がある。熊野神社の横を右折して最初のＴ字路を左折する。

・「背中の記憶」の巧さに舌を巻く（2010年２月１日）

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長島有里枝展「家庭について／about home」
2016年３月16日（水）−４月23日（土）
12：00−19：00（休廊：日・月・祝日）
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MAHO KUBOTAギャラリー
東京都渋谷区神宮前2-4-7
電話03-6434-7716
http://www.mahokubota.com

背中の記憶 (講談社文庫)