アキバタマビ21の田島大介の作品がすごい

 東京千代田区外神田にある3331アーツチヨダの中にあるアキバタマビ21で「捨象展」が開かれている(11月29日まで)。これは4人の教授が4人の若い作家を選んで企画展示しているもの。愛知県立芸術大学の関口敦仁が田島大介を推薦し、以下中原浩大が迎英里子を、小泉俊已が高山陽介を、日高理恵子が齋藤春佳を推薦している。



 このうち、田島大介の大きな戦艦の立体と、都市を俯瞰した大きな平面作品に圧倒された。戦艦は「天龍級6番艦リュウグウノツカイ率いる神風艦隊」と題されており、長さ570cm、幅90cm、高さ115cmという大きなものだが、これが段ボールで作られている。素材にはほかに木材、針金、ラッカー塗料、アクリル、パステルと記されているが。




 俯瞰された都市図の大きなものは左右336cm、縦194cmもあり、「五金超大国」と題されている。その細部までびっしりと描き込んだ建物の精密なこと! 小さな方は「City Scape II」と題されているが、これも縦109cmある。

 その他廊下のショーウインドウに街や機械を描いたドローイングが展示されている。
 田島は1993年、奈良県生まれ。2015年に愛知県立芸術大学美術学部美術科彫刻専攻を卒業している。今年LADギャラリーで初個展、その他ヤング アート台北にも出品している。
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「捨象展」
2015年10月24日(土)ー11月29日(日)
12:00ー19:00(金・土は20:00まで)火曜日休み
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アキバタマビ21
東京都千代田区外神田6-11-14
3331 Arts Chiyoda 2階201・202号室
電話03-5812-4558
http://www.akibatamabi21.com