山本弘の作品解説(44)「黄色い顔の女」


 山本弘「黄色い顔の女」油彩、F4号(33.3cm×24.2cm)
 真っ黄色の顔の女の絵だ。おそらく好きだった長谷川利行に触発されて描いたものではないか。利行にもこのような黄色く塗られた女の絵があった。
 色彩のせいか華やかな作品だ。制作年が1978年、山本48歳の作。つまり最晩年の作品になる。ざっと40年近い昔の作品だが、古さを感じない。
 今年も山本弘展を企画している。銀座K'sギャラリーanで9月28日から1週間を予定している。この作品も出品する予定。詳しくは会期が近づいたらまたここで紹介します。