東京オペラシティアートギャラリーの「絵画の在りか」を見る

 東京オペラシティアートギャラリーで「絵画の在りか」が開かれている(9月21日まで)。展覧会のちらしによると、

本展は、2000年以降に活躍する(若手ペインター)24名の近作、新作合わせて約120点によって、最新の動向を紹介するとともに、今日の絵画表現がもつ意味や本質を探ります。

 24名の若手画家たちのグループ展だが、東京オペラシティアートギャラリー主催で選んだベストメンバーということだろう。とは言うものの多くは知らない作家たちだった。中では高橋大輔だけが以前から注目してきた作家で、私もブログで何度か紹介してきた。
HARMASギャラリーの高橋大輔展「絵の絵の絵の絵」(2013年8月4日)
HARMASギャラリーでの高橋大輔展がとても良い(2012年4月30日)
LOOP HOLEでの高橋大輔個展が始まった(2011年9月19日)
吉祥寺のArt Center Ongoingの高橋大輔展(2011年6月6日)
 絵具を厚く塗り込めた作品は、絵具の物質性を表現の核としていて、ユニークな作品になっている。




 今回初めて知った優れた作家が風能奈々だった。正方形の画面に様々なモティーフを重ね、8列13段の104枚の画面で大きな作品を構成している。作家によれば展示スペースによって自由に配列するのだという。大きな作品が、微細に描き込まれたピースでできている面白さ。
 風能は1983年静岡県生まれ、2006年に大阪芸術大学芸術学部油画コースを卒業し、2008年に京都市立芸術大学大学院を修了している。2008年以来、小山登美夫ギャラリーで個展を開いている。




 2人の作品を見ることができて満足だった。
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「絵画の在りか」
2014年7月12日(土)−9月21日(日)
11:00−19:00(金・土は20:00まで)
月曜日休館、8月3日全館休館
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東京オペラシティ アートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2
ハローダイヤル03-5777-8600
http://www.operacity.jp/ag/