カワセミの営巣と御衣黄開花、その他の花

 朝日新聞に「再生の川〈飛ぶ宝石(カワセミ)〉戻る」という記事が載った(2014年4月5日 東京川の手版)。旧中川の人工の小島にカワセミが初めて巣作りをしているという。早速見に行ってきた。

 河原に10人近くの人が集まっていた。みな望遠レンズのついたデジカメや双眼鏡をを持っている。

 旧中川の中に小さな島が作られており、鉄板が垂直に立てられている。その壁面に小さな穴が数個開けられており、その一つにカワセミが営巣しているという。ときどき巣から出てきて、川の中の杭に張られたロープや小島の石積みに止まっているという。1人の小父さんに訊くと朝8時からもう3時間待機しているという。一度出てきたところを撮ったよ。私が見ている限りカワセミは姿を見せなかった。




 小さな植物園では御衣黄(ギョイコウ)が咲いていた。淡緑色〜白色の花が特徴だ。花の盛りころは花芯が赤みを帯びてくる(って何か微妙)。アップにして見ると華やかだが、遠目にはやっぱりちょっと地味かも。

 ボケの花も地味だがアップにすればほとんど牡丹(?)。散り始めた桜の花びらが付いていた。


 ソメイヨシノは正に満開、ただすべての全盛期は凋落を孕んでいる。

 宝塚が100周年だそうだが、宝塚といえば「スミレの花咲く頃〜」、元歌はスミレではなくリラ、英名ライラック、和名ムラサキハシドイ、そのライラックも満開だった。これは白花だが、それでもムラサキハシドイとはこれ如何に。

 落花したツバキの花が集められていた。一昨年亡くなった前衛いけ花作家の中川幸夫を連想した。

 庭の片隅にはヒメツルソバも咲いている。タデの仲間で葉の中央に濃色の斑が入っている。


中川幸夫事務所のホームページ
http://www.kyuryudo.co.jp/design/sagawa048/jpn/index.htm