私はブログを書き始めてもうすぐ8年になる。この間、2,600日ほど書き続けている。テーマは主に読んだ本の感想と印象に残った展覧会のこと。個人的な日記などは公開しているブログではなく、パソコン内の日記ソフトで書いている。
ブログを書いてきて良かったことがいくつかある。読んだ本とか印象に残った展覧会のことを書いたことで、いま流行つつあるクラウドの利用になっていたこと。パソコンもそのソフトも進化?を止めていない。10年前に書いていた日記が読めなくなっていたり、OSのヴァージョンアップで利用できなくなったハードやソフトもある。ブログ=クラウドによって、いつでもどこからでも当時の自分の正確な記憶を取り出すことができる。これにはとても重宝している。
つぎにブログに紹介するため、気に入った本をもう一度読み直したりしていること。きちんと書くためにはもう一度しっかり理解することが必要となる。読み直し、要約するために理解が深まり記憶に強く残ることになる。そのための時間がかかってしまうが、多読以上に精読の成果が得られることは大きい。紹介した展覧会に関しても、何がどこが良かったと思えるのか、もう一度よく考え、整理することで理解が深まっている。
3番目に文章力が向上する。それは以前の自分のブログを読んで分かった。今だったら、ここのところはもう少しきちんと書き込めるのにと、それは何度も思ったことだ。つまり、7年間の体験で文章力が多少なりと向上していることが実感できた。
思えば、2006年3月9日に梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)を買い、2006年3月14日にそれを読み終わり、その日にこのブログを書き始めたのだった。梅田さんには感謝をしている。
その最初に書いたエントリー
・小磯良平と山口長男(2006年3月14日)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
- 購入: 61人 クリック: 996回
- この商品を含むブログ (2363件) を見る