東京銀座1丁目のOギャラリーで沓澤貴子展が開かれている(12月15日まで)。沓澤貴子は1971年静岡生まれ。武蔵野美術大学大学院美術専攻油絵コースを1998年に修了している。2001年にガレリアラセンで初個展を開き、その後Oギャラリー、かわさきIBM市民文化ギャラリー、ギャラリー砂翁などで何度も個展を続けている。
沓澤は色彩の美しい抽象作品を描いている。色面で作られる形は何も具体的なものを連想させない。ほとんど色彩の変化というか、色彩の揺らぎと量感で作品を作っている。その揺らぎが画面に静かな動きを生み出している。色彩の揺らぎがつくる動きは緩やかだが、表面的なものではなく深いところから続いているように見える。沓澤独特の抽象作品だ。
これら大作のほかに小品も展示されており、それらもなかなかおもしろかった。
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沓澤貴子展
2013年12月9日(月)〜12月15日(日)
12:00−20:00(日曜は11:00−16:00)
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Oギャラリー
東京都中央区銀座1-4-9 第一田村ビル3階
電話03-3567-7772
http://www4.big.or.jp/~ogallery/