「引込線2013」を見る

 所沢市郊外の旧所沢市立第2学校給食センターで「引込線2013」というアートイヴェントが開かれている(9月23日まで)。これは今まで「所沢ビエンナーレ『引込線』」と名づけていたのを改称したもの。ビエンナーレの名称を外したのは、今後毎年開催するということだろうか。
 ちらしには「引込線」の概要が記されている。

「引込線」は、埼玉県所沢市に在住する数名のアーティストを発起人とした美術展です。2008年のプレ展以降、2009年の第1回展、そして2011年展と実施され、本展は通算4度目の開催となります。

 今回は17名の作家の名前が記されている。2011年は2会場だったので、それに比べると参加作家が少なくなっているようだ。撮影した10名ほどの作家の作品を紹介する。


伊藤誠土星
油土で作っている、土星のリングって幅数kmの薄さじゃなかったっけ

冨井大裕「黄色い垂直さん」「灰色の垂直さん」「青い垂直さん」・・・
7本の棒が立っていて水準器がはめ込まれている


遠藤利克「空洞説−浴槽・身体」
奥行き3m、木枠にはタールが塗られ中には廃油が入れられている

中山正樹「BODY SCALE」

登山博文(題失念)
平面作品が数点並んでいる

戸谷成雄「洞穴体IV−ミニマルバロックシリーズから−」
木で作られていて高さ185cm、中は空洞になっている


益永梢子「カップ1杯」
カップで型取りされたプリン型の小麦粉の山が15個並んでいる


荻野僚介(題失念)
平面作品数点、荻野にこのような空間で平面は見づらくて不利ですねと言うと、そのことも考えて制作しているとの返事だった

倉重光則「赤い時空(不確定性正方形)」
倉重の作品はいつものネオン管を使ったもの

利部志穂「雨のない街」
手前の青い柱から銀色の金属のフタのついた釜の中のLED照明、奥に見える銀色のシートで包まれたものまで全部一つの作品、サイズ可変とある
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「引込線2013」
2013年8月31日(土)…9月23日(月・祝)
10:00…17:00(会期中無休)
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所沢市立第2学校給食センター
埼玉県所沢市中富1862-1
(入場無料)
http://www.hikikomisen.com
〔アクセス〕
西武新宿線 航空公園駅東口下車
バスで:1番乗り場「並木通り団地行き」または「新所沢駅東口行き」に乗り「並木通り団地入り口」下車、そこから徒歩400m
タクシーで:航空公園駅東口より15分前後(1,200円程度)