ワタの実が開いた

 近所の小さな植物園に在来種のワタが植えられている。綿シャツの綿、コットンだ。はじめ黄色い花が咲き、実ができて、その実が膨らんで白い棉が飛びだした。植物は「棉」、製品になると「綿」と表記する。木ヘンと糸ヘンの違いだ。
 江戸時代から日本で栽培されていたのが花が黄色い在来種。それに比べて西洋種は花が大きく白い。綿の収量も違うのだろう。以前、この西洋種のワタは足立区都市農業公園に広い面積で植えられていた。なかなか見事なワタ畑で、何度か取材に行ったことがあった。先日電話で問い合わせたら、今年から管理を民間に委託したので、以前どうしていたかよく分からないという。ワタも少ししか栽培していないとのことだった。