ギャラリー銀座フォレスト・ミニの瀧田紗也香展「少女群像」が魅力的


 東京銀座1丁目のギャラリーフォレスト・ミニの瀧田紗也香展「少女群像」が魅力的だ(5月18日まで)。瀧田は1990年千葉県生まれ、去年女子美術大学ビジュアルデザイン科を卒業している。今回が初個展。
 作品はモノトーンの制服姿の女子高生のさまざまなポーズを、その全体を描かないで一部を切り取っている。それが魅力的だ。腕を振り上げていたり、背中から下の後ろ姿だったり、しゃがんだ太い足や投げ出された足などが狭い画廊の両側の壁にびっしりと並べられている。これら10数点のドローイングには顔が描かれていなくて、入口近くの下方に展示された作品1点だけが正面向きの女子高生で、そこに初めて顔が描かれている。最後にこれを描いたとのこと。
 画廊の正面の壁には若い娘たちのイラストっぽいカラフルな作品が展示されている。正直イラストについてはよく分からないが、色彩も洗練されていて使えるレベルではないだろうか。
 ギャラリー銀座フォレスト・ミニは会場が小さいので、次回はもう少し大きな(引きのある)会場で見てみたい。



瀧田紗也香展「少女群像」
2013年5月13日(月)−5月18日(土)
12:30−19:00(最終日17:10まで)
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ギャラリー銀座フォレスト・ミニ
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル513号室(5階)
電話03-3546-3564