ギャラリー小柳の内藤礼展「地上はどんなところだったか」

 銀座のギャラリー小柳で内藤礼展「地上はどんなところだったか」が開かれている(11月22日まで)。
 今回の展示は高さ3センチ〜5センチほどの人型の木彫作品が21点、中くらいの大きさのタブローが3点、それより一回り大きいタブローが1点、「天使の枕」と名づけられた網目状の繭型の立体が1点、ガラス瓶に水が湛えられた「恩寵」と題する作品が1点だった。それがほぼ完売だった。定価はそれぞれ、
・大きなタブロー 315万円
・中くらいのタブロー 189万円
・「天使の枕」 48万3千円
・木彫の人形1点 16万8千円
・「恩寵」 10万5千円
 というものだった。タブローはいずれも画面に薄い色のブルーが描かれている。2年前の個展でも薄いピンクの色が描かれていて、それは何度も描いては洗い落とし、また描いては洗い落としたものの痕跡だと説明されていた。おそらく今回のタブローも同じなのだろう。
「天使の枕」はヴェネツィアビエンナーレに出品したものと同じコンセプトの作品だろうか。15年ほど前、ギャラリー小柳が中央通りに面した1階にあったころ、1点10万円で売られていた。ほぼ5倍になったようだ。
「恩寵」と題した水を入れたガラス瓶は、特別な瓶とも思えなかった。参考までに私が「模作」してみたものを掲載する。いや、こちらは空き瓶に水を入れただけのものだから。

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内藤礼展「地上はどんなところだったか」
2012年10月13日(土)−11月22日(木)
12:00−18:00(日・月・祝日休廊)
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ギャラリー小柳
東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル8F
電話03-3561-1896