みゆき画廊の井上敬一展

 銀座6丁目のみゆき画廊で井上敬一展が開かれている(4月28日まで)。井上は1947年香川県生まれ、1980年に福岡教育大学美術研究科を修了している。作者の言葉から、

みゆき画廊では5回目、2年ぶりの個展です。
今、追求しているのは人の存在です。
暗い背景から出現する未知の形を探しています。






 井上の描く人物画を見ていると、ピカソから野見山暁治、そして井上敬一に続くキュビスムの流れが確認できる。半身像の人の向こうに裸婦が描かれていたり、何人もの顔が重ね合わされていたりしている。それらがとても魅力的だ。
 井上に年齢を尋ねると、私より1歳年上だった。10歳くらい下だろうと見ていたのでとても驚いた。才能があって、しかも見かけも10歳も若いなんて不公平ではないだろうか。私なんか、先日は13歳上の男性から一緒くらいの年齢だろうと言われてショックだったのに。
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2012年4月23日(月)〜4月28日(土)
11:00〜19:00(最終日17:30まで)
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みゆき画廊
東京都中央区銀座6-4-4 銀座第二東芝ビル2階
電話03-3571-1771
http://www.miyuki-gallery.com