電車の額面広告に文教大学生涯学習センターの広告が展示されており、「生涯学習のススメ」として2つの講演が紹介されていた。その1つが文教大学学長による講演で、タイトルが大きく掲げられている。
生きるために学び、学ぶことを楽しみ、
生きることで学びが血と肉になる
一読すなおに頭に入らなかった。なぜだろう?
「生きるために学び」、これはいい。すなおに頭に入る。「学ぶことを楽しみ」、生きるために学ぶ、その「学ぶことを楽しみ」、ここまでは問題ないだろう。次の「生きることで学びが血と肉になる」が問題で、いかにも唐突なのだ。すなおに続かない。生きるために学び、そのことを楽しみ、さらに生きることで学びが身につく、と書いているのか。生きるために学び、生きることで学びが身につく。そのようには続かないのではないか。生きるために学ぶ、テーマは生きるだ。その学ぶことは楽しい。で、生きることで学びが身につく。これで混乱する。目的が分裂している。目的は生きることなのか、学ぶことなのか。循環しているということなのか。学長! よく分からない。講演を聞きに行くべきだろうか。