多目的トイレとは何か


 都内某所にあるトイレには「多目的トイレ」とのプレートが掲げられている。この多目的トイレとは何だろう。まさかハッテンバなどという意味ではないだろう。
 もちろん違います。便器と共に鏡などが備わっていて、洗面所の機能が備わっているとの意味でしょう。
 いや多目的トイレからハッテンバの連想は唐突に聞こえるかもしれないけれど、40年前の東京駅南口の今はない有料トイレは、その筋では有名なハッテンバだった。また、やはりその頃あった新宿2丁目の写真専門ギャラリー「CAMP」の前にあった小さな公園の公衆便所もハッテンバだったのだ。
「ハッテンバ」について、Wikipediaでは、

発展場(はってんば)とは、一部の男性同性愛者が、特定または不特定多数の性行為の相手を求めて集まり、性行為を行う場所。カタカナでハッテンバと表現されることが多い。英語での総称としては「Gay cruising spot」が比較的一般的な表記のようである。
発展場には、男性同性愛者専用の性風俗産業として店舗営業をしている有料系発展場と、公園や河川敷、公衆便所といった公共の場に集まり猥褻性の高い性行為を行い、迷惑行為や違法行為ともなる発展場(違法系、野外系などと呼称される)に大別される。

 現代では「夢の島」もハッテンバとなっているらしい。