ギャラリー58の松見知明展の大きな木彫

 東京銀座4丁目のギャラリー58で松見知明展が開かれていた(11月19日まで)。松見は1988年福井県生まれ、2010年に福井大学教育地域科学学部を卒業し、現在福井大学大学院教育科美術専攻在学中。今回が初個展となる。大きな木彫作品(重量約280kg)と半身像、それに朝顔型の木彫と小さな金属の作品を展示している。




 大きな木彫作品横たわる人だろう。朝顔型の作品は喉だという。すると、松見は口で顔を象徴させているのだろうか。作家のコメントから、

私たちは一つの穴を持っている。
穴を保つために生き、また生きるために穴を丈夫にしていく。
大きく息をし、目を開き、自分を放つこと。

 残念ながら個展は土曜日で終わってしまった。大きな木彫作品はヘンリー・ムーアを思わせた。ギャラリー58は4階にあるがエレベーターがない。この作品を運び上げるのに5人で40分もかかったという。搬出も大変だろう。しかし若者はいいなあ。
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松見知明展
2011年11月14日(月)→11月19日(土)
12:00→19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリー58
東京都中央区銀座4-4-13 琉映ビル4階
電話03-3561-9177
http://www.gallery-58.com/