みゆき画廊の村上潔=あき びんご展が楽しい


 東京銀座6丁目のみゆき画廊で村上潔=あきびんご展が開かれている(10月15日まで)。村上は1948年、広島生まれ。絵本作家としてあき びんごの名前も持っている。出身の安芸・備後から採ったという。くもん出版から発行された「したのどうぶつえん」は評判がよくて増刷を重ねているらしい。もちろん上野動物園に絡めたタイトルだ。
 今回、イエーメンの猫とかアフリカの象、キリン、縞馬などを描いている。それらがとても楽しい。イエーメンの猫は殺気だっていて、とても手を出すような雰囲気ではなかったとか、アフリカではシマウマは本当に迷彩色だとか、象はどこまでも曲がらずに真っ直ぐ進むのだとか、画家の話もおもしろかった。
 実際この「イエーメンの猫」は、猫の絵にしばしば見られる媚びのある絵では全くなく、身近に置きたいと思わせるものだった。

イエーメンの猫

ゾウたち

キリンたち

メキシコの家
       ・
村上潔=あき びんご展(日本画・布絵・染付け食器)
2011年10月10日(月・祝)〜15日(土)
11;00〜19:00(最終日は17:30まで)
       ・
みゆき画廊
東京都中央区銀座6-4-4 銀座第二東芝ビル2階
電話03-3571-1771
http://miyuki-gallery.com/