地方在住の知られざる画家 村田潤治個展を見た

 先週、銀座6丁目の銀座スルガ台画廊で村田潤治個展を見た。もう45年も続いている新人選抜のレスポワール展の一環だ。村田は1974年広島県生まれ、2000年に広島市立大学大学院芸術学研究科を卒業している。東京では、画廊宮坂で二人展を3回やっているが個展は初めてだ。院展に出品していて3回ほど入選している。



 とにかく巧い。大きな作品は横4m、縦1.4mで、イワシが球形に集合している回りを鮫が泳いでいる。他の作品は南米の肉食魚アロワナを描いている。
 巧いというのはやはり気持ちよいものだ。レスポワール展は画廊が選んだ有望な新人を年初から4月まで毎週1週間単位で開いている。1シーズンで15人ほどだろうか。今シーズンのレスポワール展では一番印象に残った作家だった。
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村田潤治個展
2011年4月4日(月)〜9日(土)
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銀座スルガ台画廊
東京都中央区銀座6-5-8 トップビル2階
電話 03-3572-2828