女子高生が電車で着替えたり、毛を剃ったりしているそうだ

 朝日新聞の「声」欄に2月20日と27日にそれぞれ、「女子高生 電車内で着替えた」と「女子高生、電車内で毛剃った」という投書が載った。

 JRの電車内で、あり得ない光景を目撃しました。ほぼ満員の車内に乗り込んできた学校帰りらしい2人の女子高生が、空いていた席にカバンを置くなり、その場で服を着替え始めたのです。
 2人とも、隣りに座っている男性や周囲の目もおかまいなし。立ったまま、自分の姿が映る窓を鏡のように使っていました。まず、学校指定と思われるセーターの下から、袖をうまく抜いてロングTシャツを脱ぎ、次いで頭からおしゃれなセーターをかぶってそれに着替えます。さらにひざ丈が長い制服のスカートの上からミニの制服調スカートにはき替えるのです。終わると、2人ともおしゃべりしながら化粧を始めました。(後略)

(上記の投書)に、私が3年前、JR上越線の車内で見た光景を思い出しました。ある平日の夕方、長岡での買い物帰りに乗った普通電車に、小千谷駅から女子高生2人が乗り込み、1人が私の向かいに座り、1人は立ちました。
 座った方の女子高生はバッチリ化粧した美人でした。座るとすぐにかばんからカミソリを取り出し、少しかがんだり体の向きを変えたりして足のすね毛を剃り始めました。次にスカートの裾をたくし上げ、器用に太もものムダ毛を剃りました。さらに両腕のムダ毛。最期にかばんから手鏡を取り出すと、立っている友達に手鏡を持ってもらって、顔の毛を剃りました。
 その間約15分。(後略)

 着替えを報告したのは22歳の女性、毛剃りを報告しているのが62歳の女性だ。私が目撃した女子高生の驚くべき行動は、歩きながら皿に盛ったカレーを食べているものだった。車内の化粧では、井の頭線内でOL風の女性が顔にファンデーションを塗っていた。ベージュ色のクリームみたいなのを分厚く頬に塗っていて、こんな土台を作るのならいかようにも顔を変えることができるのだろうと思われた。ファンデーションを塗っている女性なんて生まれて初めて見たのだった。
 さて、化粧と着替えと毛剃りの次に来るのはいったい何だろう?