馬場知子展が良かった(でも終わってしまった)

 馬場知子展が銀座のギャラリーゴトウ2nd Roomで開かれたが、29日(土)で終わってしまった。「月刊ギャラリー」1月号のギャラリーゴトウの予定に和田知子と書かれていたので、最終日に行ってようやく気づいたのだった。この雑誌は本当に校正ミスが多い。




 馬場知子は私の最も好きな版画家の一人だ。馬場は1992年に女子美術大学大学院研究生を修了し、1993年に銀座のギャラリー山口で初個展を開いている。その初個展の初日に見て、色彩の強さに感嘆した。翌年のギャラリー代々木の個展もギャラリー山口での1995、1997、2000、2001年の個展もすべて見た。2004年から始まる養清堂画廊での3度の個展も見てきた。また2009年の版画協会展を見た感想をブログに次のように書いた(2009年4月4日)。

 馬場知子の作品が2点展示されていた。馬場の初個展は10年ほど前、まだ銀座にあったギャラリー山口でだった。色彩がすばらしかった。あの頃の馬場はどこに行ったのだろう。

 今回の個展の作品もすばらしいと思う。繊細な線の表現が魅力的だし、色彩も洗練されていてとても良い。そう思いながら、どうしても初期の強い色彩をもう一度見たいと思うのだ。

(参考)1993年7月のギャラリー山口での初個展のDM
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馬場知子展
2011年1月24日(月)〜29日(土)
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ギャラリーゴトウ2nd Room
東京都中央区銀座1-7-5 中央通ビル7階
電話03-6410-8881
http://www.gallery-goto.com