T. S. エリオット『荒地』が文庫化される

 T. S. エリオット『荒地』がやっと文庫化される。岩波文庫から8月19日に発売されるという。岩崎宗治訳、定価882円。岩波書店の紹介文より。

「四月は最も残酷な月……」と始まる『荒地』は、20世紀モダニズム詩の金字塔である。本書には、『ブルーフロックその他の観察』から『荒地』までのエリオット(1888-1965)の前期の主要な詩を収録し、詳細な訳注を付す。

 T. S. エリオット『荒地』は筑摩世界文学全集に入っていて、高校生の頃(約45年前)図書館から借りた。深瀬基寛訳だった。当時はコピー機なんてなかったのでノートに書き写した。膨大な注は省略してしまった。
 10年ほど前に今度はコピーして製本した。だが、もう昔のように何度も読み返すことはなかった。
 それが新しい訳者で文庫になるという。とても楽しみだ。

荒地 (岩波文庫)

荒地 (岩波文庫)